最初のアルバイト
今回は、人生で初めて働いた時のことを振り返り〜します。
歯医者さんでの事務・雑務・その他補助等のアルバイトを地元で始めました。
厳しい家庭で育ったのと、バスケ部でスポーツ三昧の高校生活を送っていたので、働き始めたのは少し遅めの高3の夏休みから。
初めてタウンワークを開き、自分に合っているかな?と心躍らせて求人募集を何度も何度も検索したことをこのブログを書きながら思い出しました。
初心に帰れ、
今思えばその頃はとても慎重に、楽しんで、バイト先を選んでいたなあ…今は時給と出勤までの時間にしか目が行かないのに
顧問でも、先生でも、親でもない人から何かを教わる経験というのは、人生で数多あるものではなかったのでとても新鮮でした。
私の業務内容は
朝出勤し、
院内をくまなく掃除する。
そのあとくまなく消毒。
治療に使う器具を滅菌した後パッキン詰め、
所定の位置にしまう。
物品の補充、
患者さんのカルテと予約の受付、
もう5年も前なのに鮮明に覚えているものです。
体力に自信があったし、人見知りもないし、運動部で叱られることにも慣れていたのでうまくやっていけると思っていました。
若いご夫婦が経営されている町の小さな歯医者さんで、まだ新しく、綺麗でした。
若い歯科助手さん(奥さん)が私にテキパキと業務内容を教えてくれ、一生懸命覚えようと仕事しました。
毎週3日ほど、朝8時〜13時か、夜18時から21時か、そんなシフトでした。
曜日完全固定制、1番最後に入ったアルバイトの私は土日祝日の固定でした。
小学生の頃から休みの日は全てバスケのクラブチームに捧げてきたので、
平日は学校、休みの日はバイト
それでも全く不安はありませんでした。
気づけば、私が入って5日目に私を含め5人いたバイトさんは2人だけになってしまい、
あれ…?
みんななにか事情があったのかなあ?
とぽわぽわしている私でした。
いや実はそこめっちゃブラックでした。
奥さんはすごく厳しく、冷たく、褒められることは絶対になく、終業時間がくると
もう帰って結構。
と言われて帰宅。
お世辞にも温かい環境とは言えませんでした。
しかしなにしろ、初めてのバイト先、
家に帰って何がいけなかったのかとメモを見返したり復習したり反省しましたが、
やっぱりなにがいけなかったのかサッパリ!
あ、違うワタシ悪くない
あの規模で、たった2人のアルバイトにも温かく接することができないのは向こうが間違ってる
そう思ってわずか4ヶ月足らずで辞めることを決意しました。
辞めると言い出すのが怖くて、何度も何度も機会をうかがって、
最後にめちゃめちゃ大嘘ついて辞めました。
あの…家族とか親戚とか私含めて全員がもう病気なんです、
なので体調を整えることに専念するため辞めさせていただきます。
辞めて帰った夜、母が頑張ったねと言ってくれたのでえんえん泣きました。
めっちゃ嘘ついて辞めたよと言いました。
さすがに嘘が大袈裟すぎるよと笑われました。
小さな、わからないくらいの嘘で辞めるくらいなら、絶対に嘘だとバレるくらいでかい嘘で辞めちゃえって思いました。
あーしんどかった
でも歯型取る用の粘土みたいなやつぐるぐる混ぜる作業はねるねるねるね作ってるみたいで楽しかった
歯医者さんの事務のバイトする時は、バイトさん同士仲がいいかどうかみてからの方がいいですわよ
それではサラバ